ThreeTrader(スリートレーダー)のMT4・MT5にヒストリカルデータをダウンロードすると、過去の長期間にわたるチャートをさかのぼって表示・分析できるようになります。

これは、裁量トレードの手法検証や、EA(自動売買システム)の正確なバックテストを行ううえで絶対に欠かせない事前準備です。

本記事では、ThreeTrader環境におけるMT4およびMT5でのヒストリカルデータ取得手順を、実際の操作画面(画像)を交えながら分かりやすく解説します。

なお、MT4・MT5を起動してデータを取得するには、あらかじめThreeTraderの口座(リアル口座またはデモ口座)を開設しておく必要があります。

口座開設の具体的な手順については以下の記事で詳しく解説していますので、まだ準備がお済みでない方は先にこちらをご覧ください。

また、「まずはThreeTraderの実際の評判や口コミを確認したい」という方は、ぜひ次の記事もあわせてチェックしてみてください。

ThreeTrader公式サイト:https://www.threetrader.com/jp/

この記事はこんな方におすすめです!
  • ThreeTraderの過去チャートを使って、裁量手法の検証作業(練習君プレミアム等)をしたい方
  • ThreeTrader環境でEA(自動売買)のバックテストを正確に行いたい方

ThreeTraderのMT4・MT5にヒストリカルデータをダウンロードする手順

ThreeTraderにおけるヒストリカルデータのダウンロード方法を、MT4とMT5それぞれ分けて順番に解説していきます。

ThreeTraderのMT4で取得する場合

MT4でヒストリカルデータをダウンロードする大まかな流れは、以下の3ステップです。

① 古いヒストリカルデータを削除する(データ混在防止)
② チャートの最大バー数を増やす
③ ヒストリカルデータをダウンロードする

① 古いヒストリカルデータを削除する

まずは、MT4上部のメニューバーから「ファイル」をクリックし、「データフォルダを開く」を選択します。

MT4ヒストリカルデータ4

データフォルダが開いたら、一覧の中から「history」フォルダをダブルクリックして開きます。

MT4ヒストリカルデータ5

続いて、現在ログインしているThreeTraderのサーバー名が記載されたフォルダを開いてください。

ThreeTrader MT4ヒストリカルデータ11

新旧のデータが混在してエラーになるのを防ぐため、新しくデータを取得したい通貨ペアの履歴ファイル(.hst)をすべて削除します。

※今回は例として「USDJPY」に関するデータをすべて削除して進めます。

MT4ヒストリカルデータ6

② 最大バー数を増やす

次に、MT4画面上部のメニューから「ツール」→「オプション」の順にクリックします。

MT4ヒストリカルデータ1

オプション画面が開いたら「チャート」タブを選択します。

下部にある「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」の入力欄に『9999999999999999』と上限まで入力し、「OK」をクリックしてください。

これで、自動的にMT4の最大値である「2147483647」に設定されます。

MT4ヒストリカルデータ2
【補足】2つの最大バー数の違い
  • ヒストリー内の最大バー数:パソコン内部に保存されるローソク足のデータ数
  • チャートの最大バー数:MT4のチャート画面上に実際に描写・表示されるローソク足の数

※注意点として、チャートの最大バー数を最大値のまま放置しておくと、メモリを消費しMT4の動作が非常に重くなる原因になります。

バックテストや長期間の検証作業が終わった後は、初期値である「65000」に戻しておくことをおすすめします。

③ ヒストリカルデータをダウンロードする

再びMT4上部のメニューから「ツール」→「ヒストリーセンター」をクリックして開きます。

MT4ヒストリカルデータ3

通貨ペア一覧の中から「USDJPY」を展開し、『1分足(M1)』をダブルクリックして選択状態(アイコンに色がついた状態)にします。

その状態で「ダウンロード」ボタンをクリックします。

※今回は例として「USDJPY」の「1分足(M1)」を選択していますが、その他の時間足で必要なものがあれば、同様にダブルクリックで選択状態にしてからダウンロードしてください。

ThreeTrader MT4ヒストリカルデータ12

ダウンロードの確認画面(アラート)が表示されるので、「OK」をクリックして進めます。

ThreeTrader MT4ヒストリカルデータ13
データの提供元に関する注意点

ヒストリーセンターからダウンロードされるデータは、MT4の開発元であるMetaQuotes社の標準データです。ThreeTraderの実際の配信レートと完全に一致するわけではない点にご注意ください。

しばらく待ってダウンロードが完了し、以下のようにデータベースのレコード数が増加していれば成功です。

ThreeTrader MT4ヒストリカルデータ14

最後に「閉じる」をクリックして画面を閉じ、MT4を一度再起動してください。

これでヒストリカルデータが反映されたチャートを表示できるようになります。

カメジロー

検証に必要な時間足のデータをしっかりダウンロードしておくのが、バックテストや検証を行う上での基本やで!

ThreeTraderのMT5で取得する場合

MT5でヒストリカルデータをダウンロードする手順は、MT4よりもシンプルで簡単です。

① チャートの最大バー数を増やす
② ヒストリカルデータをダウンロードする

① チャートの最大バー数を増やす

MT5上部のメニューから「ツール」→「オプション」の順にクリックします。

MT5ヒストリカルデータ1

オプション画面の「チャート」タブを開き、「チャートの最大バー数」のプルダウンメニューから『Unlimited(無制限)』を選択して「OK」をクリックします。

設定を確実に適用させるため、ここでMT5を一度再起動してください。

MT5ヒストリカルデータ2
チャートの最大バー数について

チャートの最大バー数とは、MT5のチャート上に一度に表示できるローソク足の数のことです。

こちらもMT4同様、最大バー数を「Unlimited」のままにしておくとPCのメモリを大きく消費してしまいます。

バックテストや検証が終わった後は、初期値の「100000」に戻しておくことを推奨します。

② ヒストリカルデータをダウンロードする

MT5を再起動したら、上部メニューの「表示」から「銘柄」をクリックします。

MT5ヒストリカルデータ3

銘柄画面が開いたら「チャートバー」タブを選択します。

今回は例として「USDJPY」のデータを取得するため、銘柄名の入力欄で「USDJPY」を選択してください。

時間足は「M1(1分足)」を選び、データを取得したい期間を設定します。

すべての設定が完了したら、「情報呼出」ボタンをクリックします。

MT5ヒストリカルデータ4

画面下部に取得したバーのデータが一覧で表示されれば、ダウンロードは成功です。

「OK」をクリックして画面を閉じましょう。

MT5ヒストリカルデータ5

カメジロー

MT5の賢いところは、最小単位である「M1(1分足)」をダウンロードしておけば、他の時間足チャートを形成するデータも自動的に補完される仕組みになっとるんやで。

作業が完了したらチャート画面を開き、過去のヒストリカルデータがしっかり反映されているかスクロールして確認しましょう。

もしデータが反映されていない場合は、MT5をもう一度再起動することで正しく表示されるケースがほとんどです。

MT4ヒストリカルデータがダウンロードできない・反映されない時の対処法

手順通りに進めてもThreeTraderのMT4でヒストリカルデータがダウンロードできない場合、ご利用中のMT4が最新バージョンではない可能性が高いです。

この場合、ThreeTrader公式サイトから最新版のMT4インストーラーをダウンロードし、再インストール(上書きインストール)を行うことで解決できます。

ThreeTrader版MT4のダウンロードからインストールまでの詳しい手順は、以下の記事で画像付きで解説していますので参考にしてください。

【重要】ThreeTraderのMT4ヒストリカルデータの「精度」に関する注意点

前述の通り、MT4の場合、ThreeTraderのヒストリーセンターから取得できるデータは「MetaQuotes社の標準データ」です。

そのため、データ抜けや実際のThreeTraderの配信価格との乖離が発生しやすく、バックテストの「精度・モデリング品質」という面ではそこまで信頼性が高いとは言えません。
※なお、MT5のヒストリカルデータはThreeTrader独自のものが提供されています。

より精度の高いデータで検証を行いたい場合は、MetaQuotes社の標準データよりも高品質とされている「Axiory(アキシオリー)」が提供するヒストリカルデータをインポートして利用するのも有効な手段です。

「Axiory(アキシオリー)」のヒストリカルデータ取得方法については、次の記事で詳しくまとめています。

また、本格的にEA(自動売買)の開発を行ったり、極めて正確なバックテスト環境を構築したいのであれば、最高水準のモデリング品質を実現できる有料サービスTick Data Suite(TDS)の導入も検討する価値があります。

ThreeTraderのヒストリカルデータに関するよくある質問(Q&A)

Q. ヒストリカルデータは無料でダウンロードできますか?

A. はい、MT4・MT5ともにすべて無料でダウンロード可能です。
MT4は「ヒストリーセンター」、MT5は「銘柄」画面からそれぞれ手軽に取得できます。

Q. スマホアプリ版のMT4・MT5でもダウンロード可能ですか?

A. いいえ、スマホアプリ版のMT4・MT5には、長期間のヒストリカルデータを一括でダウンロードする機能は備わっていません。
本格的な裁量検証やEAのバックテストを行う場合は、必ずパソコン(Windows/Mac)版のMT4・MT5をご利用ください。

Q. ダウンロードしたデータがチャートに反映されません。

A. データをダウンロードした後は、MT4・MT5の再起動が必要です。一度ソフトを閉じてから開き直してください。
再起動しても反映されない場合、ご利用のMT4のバージョンが古い可能性があります。
ThreeTraderの公式サイトから最新版をインストールし直してみてください。

Q. ThreeTraderのヒストリカルデータの精度は良いですか?

A. MT4の場合、取得できるデータはMetaQuotes社標準のものとなるため、極めて精度が高いとは言えません。
より正確なバックテスト環境を構築したい場合は、Axioryなど他社のヒストリカルデータを利用するか、Tick Data Suite(TDS)などの有料ツールの導入を検討しましょう。

まとめ:ヒストリカルデータでトレードの優位性を高めよう

この記事で解説した内容のおさらいです。

  • ThreeTraderのMT4・MT5にヒストリカルデータをダウンロードすれば、長期間の過去チャートを使った裁量トレードの検証が可能になる
  • EA(自動売買システム)の動作確認や精度の高いバックテストに役立つ
  • より高いデータの精度を求めるなら、MT4標準データよりもAxioryのヒストリカルデータがおすすめ(※MT4の場合)
  • 本格的にEA開発や検証に取り組む場合は、モデリング品質を高める有料ツール「Tick Data Suite(TDS)」の導入も要検討

ご自身の裁量トレード手法の優位性を確認したいときや、新しく手に入れたEAを実稼働させる前のバックテストには、ヒストリカルデータの取得が必須となります。

ぜひ本記事の手順を参考にデータをダウンロードし、日々のトレード勝率アップや安全なEA運用に役立ててください!

ThreeTrader公式サイト:https://www.threetrader.com/jp/