MT4インジケーター『Spread recorder』を使えば本当にスプレッドが狭い海外FX業者がわかる!
海外FX業者が公表しているスプレッドが本当かどうかを見極めるには、自分で測定するのが一番です。
そこで登場するのが、MT4のインジケーターである『Spread recorder』。
今回は、『Spread recorder』のインストールから使い方までを見ていきます。
- 海外FX業者の本当のスプレッドを知りたい人
- 経済指標発表などでどのくらいスプレッドが拡大するか知りたい人
『Spread recorder』とは
『Spread recorder』とは、MT4のインジケーター(開発者不明)のひとつです。
目的は、常に変動するスプレッドを記録することにあります。
『Spread recorder』を使えば、常に変動するスプレッドの最大値・最小値・平均値を知ることができます。
次のチャートは、MT4に『Spread recorder』をインストールしたものです。
赤線がスプレッドの最大pips、青線がスプレッドの最小pips、緑線がスプレッドの平均pipsになります。
最もスプレッドが狭い海外FX業者を見極める
多くの海外FX業者のスプレッドは、固定ではなく変動します。
常に変動していますので、最もスプレッドが狭い海外FX業者を、目で見て判断することは困難です。
そこで役立つツールが、『Spread recorder』になります。
『Spread recorder』を使って、24時間の平均スプレッドデータを取得できれば、最もスプレッドが狭い海外FX業者を見極めることができます。
また、米雇用統計などの経済指標が発表されたときの最大スプレッドデータを取得すれば、最大スプレッドが広がりにくい海外FX業者を見極めることもできます。
『Spread recorder』のインストール
『Spread recorder』のインジケーターは、次をクリックするとダウンロードできます。
ダウンロード終了後、MT4を起動し、「ファイル」の中の「データフォルダを開く」をクリックします。
「Downloads」をクリックし、「spread_recorder.mq4」を右クリックしてコピーします。
その後、「×」を押して「Downloads」を閉じます。
再度、MT4の「ファイル」の中の「データフォルダを開く」をクリックします。
「MQL4」をダブルクリックします。
「Indicators」をダブルクリックします。
「Indicators」のフォルダが開いたので、さきほどコピーした「spread_recorder.mq4」を右クリックして貼り付けます。
MT4を閉じて、再起動します。
MT4が起動したら、「表示」をクリックし、「ナビゲーター」をクリックします。
「ナビゲーター」が開くと、『Spread recorder』が追加されています。
『Spread recorder』をドラッグして、チャートエリアにドロップします。
すると、次のような画面が表示されるので、「OK」をクリックします。
チャート画面の下に、『Spread recorder』が表示されれば、インストール完了です。
『Spread recorder』に限らず、MT4のインジケーターは、上記の流れに沿ってインストールすることができます。
『Spread recorder』の記録をCSVファイルで取り出す
『Spread recorder』は、チャート画面の下にグラフで表示されます。
ですが、グラフだけでは正確な数値は確認できません。
そこで、CSVファイルとしてデータを取り出す方法について解説します。
MT4の「ファイル」の中の「データフォルダを開く」をクリックします。
データフォルダが開いたら、「MQL4」をダブルクリックします。
「MQL4」の中の「Files」をダブルクリックします。
「Files」の中に「SpreadLog_USDJPY.csv」がありました。
ここから、CSVファイルとしてデータを取り出すことができますね。
『Spread recorder』のCSVファイルの見方
「Files」の中にあった「SpreadLog_USDJPY.csv」をダブルクリックしてみましょう。
すると、メモ帳が開きます。
赤枠の左側に、記録を取った年月日と時間があります。
(※1分足チャートを使って『Spread recorder』を起動させたため、1分ごとのデータになっています。)
赤枠で囲んだ数字は、左からグラフの赤線(スプレッドの最大pips)、青線(スプレッドの最小pips)、緑線(スプレッドの平均pips)となります。
1日の平均スプレッドを取ることで、本当にスプレッドが狭い海外FX業者を判断することができますね。
また、米雇用統計などのスプレッドが大きくなるイベントの最大スプレッドを比較することで、イベントに強い海外FX業者を見つけることもできます。
Axiory・TitanFX・ThreeTrader・XMの口座別平均スプレッド
実際に、『Spread recorder』を使ってAxiory・TitanFX・ThreeTrader・XMの口座別平均スプレッドを計測してみました。
記事にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
Axiory(アキシオリー)の口座別平均スプレッドを比較
Axioryには、ナノ口座・テラ口座・スタンダード口座・マックス口座があります。
口座別平均スプレッドの比較結果は、次の記事でくわしく解説しています。
ThreeTrader(スリートレーダー)の口座別平均スプレッドを比較
ThreeTraderには、Rawゼロ口座とPureスプレッド口座があります。
口座別平均スプレッドの比較結果は、次の記事でくわしく解説しています。
TitanFX(タイタンFX)の口座別平均スプレッドを比較
TitanFXには、Zeroブレード口座・Zeroスタンダード口座・Zeroマイクロ口座があります。
口座別平均スプレッドの比較結果は、次の記事でくわしく解説しています。
XM(XMTrading)の口座別平均スプレッドを比較
XMには、スタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座・Zero口座があります。
口座別平均スプレッドの比較結果は、次の記事でくわしく解説しています。
スプレッドが大きくなるイベントの最大スプレッドを比較
スプレッドが大きくなるイベント(米雇用統計)の最大スプレッドを測定しました。
海外FX業者の口座別に測定していますので、参考にしてみてください。
米雇用統計の最大スプレッド
まとめ
最後に、この記事の内容をまとめます。
- 『Spread recorder』を使えば、海外FX業者の本当のスプレッドを確認できる!
- 『Spread recorder』を使えば、経済指標発表などでスプレッドがどのくらい変動するか確認できる!
スプレッドなどのコストは、トレードするたびに発生するので、安いに越したことはありません。
トレードのコストをできるだけ抑え、資金を増やすスピードを上げていきましょう!
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