パーフェクトオーダーは相場が伸びやすい!エントリーポイントとして最適!メリット・デメリットも解説!【FXトレード】
MA(移動平均線)(Moving Averageの略)が収縮して拡散するとき、パーフェクトオーダーが発生しやすくなります。
パーフェクトオーダーが発生すると、相場がぐんぐん伸びやすくなりますので、エントリーのチャンスです!
今回は、パーフェクトオーダーの使い方について、解説していきます。
- FXを始めたばかりの人
- FXのトレード手法を探している人
- パーフェクトオーダーの使い方を知りたい人
MAとは
MAとは、<Moving Average>を略したもので、移動平均線とも呼ばれています。
一定期間の終値の平均値を結んだラインとなります。
例えば、5分足チャートの20本MAであれば、20本分のローソク足の終値の平均値を結んだラインということになります。
実際に、5分足チャートの5本、14本、20本、30本、75本、120本、480本のMAのチャートを作成してみました。
MAの色分けは、次のとおりです。
- 5本MAが青色
- 14本MAが黄色
- 20本MAがピンク色
- 30本MAが紫色
- 75本MAがオレンジ色
- 120本MAが緑色
- 480本MAが茶色
MAがどちらを向いているかで、今後の相場がどちらに向かいやすいかを知ることができます。
複数のMAが向いている方向に、逆らわないトレードを心がけるだけでも、勝率は上がるでしょう。
パーフェクトオーダーとは
パーフェクトオーダーとは、すべてのMAが同じ方向を向き、短期MA、中期MA、長期MAが順に並んだ状態をいいます。
パーフェクトオーダーを直訳すると、「完璧な順番」という意味になります。
パーフェクトオーダーには、上向きと下向きがあります。
1.上向きのパーフェクトオーダー
すべてのMAが上を向いている。
短期MA>中期MA>長期MAの順で移動平均線が並んでいる。
2.下向きのパーフェクトオーダー
すべてのMAが下を向いている。
短期MA<中期MA<長期MAの順で移動平均線が並んでいる。
次のドル円5分足チャートは、すべてのMAが下を向き、短期MA<中期MA<長期MAの順で並んでいるため、下向きのパーフェクトオーダーとなります。
パーフェクトオーダーが発生すると、相場が伸びやすくなります。
見逃したくないポイントですね。
パーフェクトオーダーに使うMA設定
パーフェクトオーダーに使うMAの種類と期間について、解説していきます。
MAの種類
パーフェクトオーダーに使えるMAは、次の2種類です。
①SMA(単純移動平均線)(Simple Moving Averageの略)
一定の期間の終値を単純に平均したものになります。
直近の価格の感応度は高くないため、だまされにくいです。
ですが、パーフェクトオーダーのサイン点灯は遅れます。
②EMA(指数平滑移動平均線)(Exponential Moving Averageの略)
一定の期間の終値をベースに、直近の動きを重視して計算されたものになります。
直近の価格の感応度が高いため、パーフェクトオーダーのサイン点灯が早いです。
ですが、その分だましが多くなります。
どちらも一長一短がありますので、自分に合うほうを選んでください。
私は、チャンスに乗り遅れてでも、だましを減らしたいので、①SMA(単純移動平均線)を採用しています。
MAの期間
MAでよく使われている期間は、25本・75本・200本などがあります。
私の場合は、5本・14本・20本・30本・75本・120本・480本のMAを使って、だましを減らすようにしています。
MAの数が増えるほど、期間が長くなるほど、だましが減ります。(チャンスも減ります・・・。)
ただ、5本や14本などの短い期間のMAは、上下動が激しいため、基本的に無視しても問題ないです。
20本以上のMAでパーフェクトオーダーを判断しましょう。
上位足のトレンドも考慮する
上位足のトレンドを考慮することで、よりだまされにくくなります。
私の場合は、480本MAをチャートに取り入れることで、上位足のトレンドもおさえるようにしています。
1枚のチャートですべてがわかるように、長めの期間のMAを追加しておきましょう。
パーフェクトオーダーが発生しやすいポイント
パーフェクトオーダーが発生しやすいポイントは、「MAが収縮から拡散するとき」になります。
パーフェクトオーダーを見つけるには、MAの収縮を見つければよいということになります。
MAが収縮しているポイントを見つけたら、パーフェクトオーダーが発生するかもしれないと準備し、エントリーチャンスを待ちましょう。
パーフェクトオーダーを使ったエントリーポイント
MAは、価格の変動幅が小さくなってくると収縮していきます。
MAの収縮を見つけたときは、直近の価格変動幅に、レジスタンスラインとサポートラインを引き、どちらに抜けるかを観察しましょう。
すべてのMAが向いている方向に抜けたときは、エントリーのチャンスです。
パーフェクトオーダーが発生する可能性が高いです。
上記のチャートで、左側のサポートラインを抜けたところは、480本MAが上向いているので、エントリーを見送ります。
右側のサポートラインを抜けたところは、すべてのMAが下向きであるため、エントリーポイントとなります。
サポートラインを抜けたときのローソク足の動きで、エントリーを判断すれば、より勝率が高くなるでしょう。
ローソク足のパターン分析については、次の記事が参考になります。
レジスタンスラインやサポートラインを突破しやすい時間帯
レジスタンスラインやサポートラインを、突破しやすい時間帯というものがあります。
それは、東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場の開始時間直後です。
各市場が開いた時点が、最も相場参加者が多い傾向があるため、売買が膨らみます。
売買が膨らめば、レジスタンスラインやサポートラインを突破しやすくなります。
東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場の各市場の特徴については、次の記事を参考にしてみてください。
各市場開始時点は、相場をチェックしておくようにすると、チャンスも逃しにくくなりますね。
パーフェクトオーダーのメリット
パーフェクトオーダーには、3つのメリットがあります。
トレンドがパッと見でわかる
パーフェクトオーダーが発生すれば、どちらにトレンドが出ているのか?一目瞭然です。
買いで入るか?売りで入るか?で、迷うことはなくなります。
トレンドに逆らうようなトレードもなくなります。
エントリーポイントを絞れる
パーフェクトオーダーが発生してからトレードするのであれば、エントリーポイントを絞ることができます。
無駄撃ちがなくなり、勝率やリスクリワードが改善します。
勝率やリスクリワードについては、次の記事を参考にしてみて下さい。
また、ポジポジ病も治せます。
ポジポジ病とは、常にポジションを持っていないと落ち着かない状態を指します。
ポジポジ病になると、優位性があるかないかを判断することもなく、チャンスでもないようなところでエントリーしてしまいます。
その結果、やればやるほど、負けてしまいます。
損小利大のトレードが目指せる
パーフェクトオーダーが発生すると、その後の相場は伸びやすくなります。
伸びる相場の初動をとらえることができるなら、損小利大のトレードを実現できるということになります。
パーフェクトオーダーのデメリット
パーフェクトオーダーには、2つのデメリットがあります。
頻繁に発生しない
レンジ7割、トレンド3割といわれるほど、相場はレンジ中心で動いています。
トレンドは出にくいため、頻繁にパーフェクトオーダーは発生しません。
パーフェクトオーダーが発生していないときは、素直にあきらめることが大切です。
トレードは、優位性が高いときのみ行うのが鉄則です。
逆張りには使えない
パーフェクトオーダーは、順張りのためのものであり、逆張りには使えません。
逆張り手法が得意な人には、あまり価値がないかもしれません。
パーフェクトオーダーの注意点
パーフェクトオーダーには、2つの注意点があります。
パーフェクトオーダー発生の初動を狙え
パーフェクトオーダーを狙ったトレードをするのであれば、初動をとらえることがベストです。
パーフェクトオーダー発生後、ある程度の時間が経過してしまうと、一時的に大きな戻しが発生することがあります。
エントリーのタイミングが遅い場合、一時的な大きな戻しに巻き込まれ、損切りする可能性も高まります。
初動をとらえることができれば、利益を大きく伸ばすことができるだけでなく、損切りの可能性も抑えることができます。
だましにあったら損切りは必須!
パーフェクトオーダーは、優れたトレード手法です。
ですが、100%勝てるわけではありません。
当然、だましも発生します。
だまされたときは、絶対に損切りしてください。
損小利大を目指せるのがパーフェクトオーダーのメリットです。
メリットを生かし、損は小さくしましょう!
再度、当初のイメージどおりに相場が伸びたときは、入りなおせばいいだけです。
パーフェクトオーダーの初動をとらえるコストだと考えましょう。
損切りについては、次の記事でくわしく解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ
最後に、この記事の内容をまとめます。
- パーフェクトオーダーとは、すべてのMAが同じ方向を向き、短期・中期・長期のMAが上から(下から)順に並んだ状態である!
- パーフェクトオーダーは、MAが収縮から拡散するときに発生しやすい!
- パフェクトオーダーは、損小利大を目指せるトレード手法!損小のためにも、損切りは必須!
パーフェクトオーダーは、利益を伸ばしやすいトレード手法です。
MAが収縮しているところを見つけたら、パーフェクトオーダーに備えましょう!
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