優位性(エッジ)があるトレードとは?FXで資金を安定的に増やすためにも必ず押さえておく!
みなさん、FXで優位性があるトレードができていますか?
優位性があるトレードができていないと、トレードをするたびに資金が減っていきます。
資金を安定的に増やしていくためにも、優位性について確認したうえで、トレードをする必要があります。
- トレードを始めたばかりの人
- どうしてもFXで勝ちきれない人
- エントリーに課題がある人
- ポジポジ病を患っている人
※ポジポジ病とはチャンスでもないのにポジションを持ちたくてエントリーしてしまう重病。
優位性(エッジ)がないトレードを続けるとどうなるのか
優位性がないトレードを続けると、確実に破産に向かいます。
FXのトレードでは、9割の人が市場から撤退しているとも言われています。
資金を安定的に増やしていくためにも、優位性を確認することは、絶対に必要となります。
優位性(エッジ)があるトレードとは何か
優位性があるトレードとは、やればやるほど利益が増えていくトレードのことをいいます。
優位性があるかどうかは、勝率とリスクリワードレシオ(損失と利益の比率)から判断できます。
リスクリワードレシオ(リスクリワード比率)とは
リスクリワードレシオとは、損失と利益の比率のことをいいます。
トレードする前に、損切ラインを決め、目標となる利確ラインを決めます。
エントリーラインから、損切ラインまでの距離と、利確ラインの距離を比較することで、リスクリワードレシオを出すことできます。
次のチャートで見ていきましょう。
このチャートでは、エントリーラインから損切ラインまでの距離は「1」、エントリーラインから利確ラインまでの距離は「4」となっています。
リスクリワードレシオは、「1:4」となります。
勝率とリスクリワードレシオ(リスクリワード比率)の関係
勝率とリスクリワードレシオがわかれば、優位性があるかどうかがわかります。
実際に見ていきましょう。
勝率50%で、リスクリワードレシオが1:1である場合の優位性は?
この場合は、損益分岐点(損益トントン)となる状態です。
勝率かリスクリワードレシオを少しでも改善できれば、優位性がある状態になります。
サイコロ勝負で説明してみましょう。
サイコロを振って、奇数が出たら100円支払い、偶数が出たら100円もらう勝負をしたとします。
奇数の目が1,3,5の3つ、偶数の目が2,4,6の3つであるため、勝率は50%になります。
奇数だと100円支払い、偶数だと100円もらうので、この勝負のリスクリワードレシオは、1:1になります。
勝率が50%、リスクリワードレシオが1:1の勝負になります。
この状態が、損益分岐点(損益トントン)となる状態です。
それでは、この勝負を優位性がある勝負に変えるには、どうすればよいでしょうか?
【考えられる2つの方法】
①リスクリワードレシオを1:1超にする。
例えば、奇数だと100円支払い、偶数だと110円もらう勝負に変更するということです。
②勝率を50%より高くする。
例えば、サイコロの目が1,2なら負け、3,4,5,6なら勝ちとする勝負に変更するということです。
①や②のようにルールを変えれば、優位性のある勝負といえるようになります。
トレードを行う場合にしなければならないのは、優位性があるかどうかの判断です。
優位性があるかどうかの判断をしないトレードを繰り返していては、安定的に資金を増やしていくことは不可能です。
損益分岐点を計算する
損失額と利益額がわかれば、損益分岐点となる勝率が計算できます。
逆に、勝率がはっきりしているなら、損益分岐点となるリスクリワードレシオが計算できます。
『損益分岐点となる勝率』の計算式に、トレードの損失額と利益額を入力してください。
すると、損益分岐点となる勝率が計算できますので、これを超える勝率であれば、優位性があるということになります。
また、『損益分岐点となるリスクリワードレシオ』の計算式に、トレードの勝率を入力してください。
すると、損益分岐点となるリスクリワードレシオが計算できますので、これを超えるリワード割合であれば、優位性があるということになります。
優位性(エッジ)があるトレード手法の見つけ方
優位性があるトレード手法を見つけるには、リスクリワードレシオのルールを決めるとよいでしょう。
リスクリワードレシオが、1:1.5以上となるポイントでのみエントリーする手法を採用するなら、勝率40%が損益分岐点となりますので、勝率50%であれば、資金は増えていきます。
リスクリワードレシオのルールを決めたうえで、勝率をあげていく努力をすれば、トレード回数が増えるにつれて、資金は増えていくことでしょう。
トレード実績から勝率が高いことがわかっているのなら、リスクリワードレシオが多少悪くても、問題ありません。
優位性(エッジ)があるかどうかの検証方法
優位性があるかどうかの検証方法は、3つあります。
① 過去チャートを使う
② デモトレードを使う
③ リアル口座でのトレード
① 過去チャートを使う
過去チャートを使って、トレード手法を検証します。
決めるべきルールは、次の3つです。
- エントリーのルール
- 損切のルール
- 利益確定のルール
3つのルールを決めたうえで、過去チャートからシミュレーションを行います。
シミュレーションの結果、優位性がありそうだと判断できたら、デモトレードを行っていきます。
② デモトレードを使う
過去チャートを使って分析した結果、優位性がありそうだと判断できたトレード手法を、デモトレードで検証していきます。
お金がかかっていないので、精神的な負担はありません。
デモトレードでも優位性がありそうだと判断できたら、実際に資金を投入したリアル口座でトレードを行いましょう。
③ リアル口座でのトレード
リアル口座は、実際の資金の増減が発生します。
そのため、デモ口座でできたトレードが、そのままできないことがあります。
損をしたくない本能が邪魔をしてくるためです。
これを避けるためにも、失っても痛くない程度の小資金からトレードを始めてください。
そのうえで、デモ口座と同じトレード手法を使って、資金を増やしていけるか検証しましょう。
真剣にトレードできないといった理由で、デモ口座を使いたくない人もいます。
その場合は、最小限の資金で、リアル口座での検証をおすすめします。
優位性(エッジ)があるトレードの追及に終わりはない
優位性があるトレードを見つけたら、それで終わりではありません。
そこからブラッシュアップしていきましょう。
日々のトレード記録を取り、分析し、改善していくことで、勝率は高くなり、リスクリワードレシオは改善していきます。
まとめ
最後に、この記事の内容をまとめます。
- 優位性があるトレードのみ行う!
- 優位性があるかどうかは、勝率とリスクリワードレシオから判断できる!
- 優位性があるトレードの追及に終わりはない!ブラッシュアップを続けよう!
優位性のあるトレードのみ行うことができれば、資金は安定的に増えていくはずです!
FXで稼ぎ続けるためにも、優位性という考え方は必ず押さえておきましょう!
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